９月も後半に入り、肌寒くなってきました。

みなさまいかがお過ごしでしょうか？

さて、今回は前回に引き続きニコン・トリンブル社が販売するＦＯＣＵＳ３５（フォーカスさんじゅうご）の魅力に迫ります。

ＦＯＣＵＳ３５は１人で測量ができる自動追尾ＴＳ（トータルステーション）です。

自動追尾というのが頭についているくらいですから、最も重要な性能は追尾性能と言えます。

追尾性能とは「ＴＳがどのくらいの速度でプリズムを追えるか」を指し、追尾速度としてカタログに記載されています。

カタログでＦＯＣＵＳ３５の追尾速度を見てみると、９０度/秒と書かれています。

つまり、プリズムを追いながら１秒間に９０度回転できるということです。

ＴＳから１０ｍ離れた地点での追尾性能を時速に直すと、５６．５２km/hとなります。

はやい！！はやい！！

※注意※

カタログには追尾速度と一緒に回転速度の記載もあります。

回転速度はコントローラーで単純にＴＳを旋回させたときのスピードですので、追尾性能には関係ありません。

いくら回転速度が速くても追尾速度が遅ければ、プリズムを追うことができず見失ってしまいます。

これから購入を検討している方も、すでにお持ちの方も、ぜひこの追尾性能を一つの基準として検討してみてはいかがでしょうか。